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 U-24日本代表を率いる森保一監督は16日、翌17日にノエビアスタジアム神戸で開催されるキリンチャレンジ杯U-24スペイン代表戦の公式会見に出席した。 以下、会見要旨――金メダル候補の良い相手、この試合で期待することは。「選手たちには我々も東京五輪で金メダルを目指しているので、同じ目線で戦ってほしい。目標を金メダルにしているだけでなく、日本の選手たちが持っている力をしっかり出し切れば、U-24日本代表を率いる森保一監督(写真は11日のもの)
 U-24日本代表を率いる森保一監督は16日、翌17日にノエビアスタジアム神戸で開催されるキリンチャレンジ杯U-24スペイン代表戦の公式会見に出席した。

 以下、会見要旨

――金メダル候補の良い相手、この試合で期待することは。
「選手たちには我々も東京五輪で金メダルを目指しているので、同じ目線で戦ってほしい。目標を金メダルにしているだけでなく、日本の選手たちが持っている力をしっかり出し切れば、世界の強豪とも対等に戦えると思ってやってきたし、選手たちには自信を持って、試合に勝つために臨んでほしい。東京五輪に向けても、良い、強い対戦相手とのキリンチャレンジ杯の中で、スピード感やテクニックであったり、世界のトップレベルとの戦いで良い刺激を受けて、東京五輪に向けて自信となる準備をしてほしい」

――ホンジュラス戦での後半に課題。その後、強調した部分は。
「修正というか、個々のコンディションを上げていくこと。そして、6月の活動でオーバーエイジが合流して、チームとして活動した中で、ミスが出る機会や、受け身になる状況がなかった中で、ポジティブに受け止めて改善していこうと。相手が後半5人変わってフレッシュになり、我々は選手を代えずに戦った。ホンジュラス戦でフィジカル、ゲーム体力を上げていこうと話していた中で、出力的には1.5倍になったと思う。出場時間にバラつきあったが、チームとして90分間戦える体力がついたと思う。あとは疲労をどこまで抜けるか。戦術面では、前半チャンスを作った中で、前半で決め切れる、試合を優位に進められたのではないかというところは、決定力を上げるということとともに、試合の中では速攻でも遅攻でも、中央からもサイドからも攻めることも、ボールをディフェンスラインから動かしながら相手を突破して3点目の攻撃につなげたような、攻撃の形はいくつか作れたと思うので、状況によって、どの攻撃のオプションを使うか状況を見て、スペイン戦や東京五輪の舞台で、チームとして意思統一して出していこうと話した」

――スペイン戦の位置付け。選手起用は。
「スペイン戦は交代枠が11人なので、少しでも多くの選手を起用したい」

――若い選手にも強豪との対戦を経験させる。
「理由はいくつかあるが、2つ。1つはこれまでの積み上げで、大学生との練習試合、ホンジュラス戦でゲーム体力は上がってきたので、より多くの選手たちに経験させてあげたいと思う。もう一つは多くの選手がスペインという世界のトップトップと戦えることで、選手たちが良い刺激を受けて、彼らの成長につなげてもらえればと思うので、少しでも多くの選手にプレーしてもらいたい。同時に東京五輪で我々が勝っていくには、世界のトップトップに勝たないといけないので、ホンジュラス同様、FIFAランクが上のスペインとの戦いを持って、我々が勝っていくために指標をつかんでいけるように、選手たちに感覚として持ってもらえるようにしたい。

――開幕まで1週間を切る中で、これ以上ない相手。どういう戦いを見せたい。
「7月17日スペイン戦から、東京五輪初戦まで中4日、調整としては五輪初戦に向けて、短い時間だが、スペインと戦うことが、我々がに勝っていくためにメリットが大きいと思うので、何となく挑戦するのではなく、世界のトップトップと戦うことで、我々が世界基準で勝っていく基準を、そこで刺激を受けて初戦に向かうことが、五輪の戦いにつなげることのメリットが大きいと思い、今回の選択をさせてもらった。どのような戦いをしてほしいかというと、選手個々が持っている力をしっかり出してほしいと思うし、個の力を最大限発揮しながら、我々が持っている組織力を確認しながら、選手たちには戦ってほしい。東京五輪に向けて、選手たちも緊張感が上がってきていると思うが、どこと戦っても相手を分析し、意識しないといけないが、選手個々が持っている力を100パーセント最大限発揮することが勝つために必要だと思う。選手たちには常に、日々成長しながら大会に臨む、目標に向かって前進することを考えてもらい、スペイン戦に臨んでほしい」

――上田選手と三笘選手の負傷状況は。
「上田については、皆さんに見て頂いているとおり、部分合流ではなく、チームトレーニングへの全体合流をしてもらっている。昨日の練習を受けて、今日のメディカルからの報告でリバウンドは見られないと。状態は上がっているので、今日の練習を見てからだが、明日の試合でも十分にプレーできると思う。三笘は足の張りはあるが、少し回復をするために別メニュー調整をしつつ、五輪本大会にはプレーできると聞いている。2人を含めて、明日のスペイン戦だったり、東京五輪への準備期間の中で状態を見極めていきたい。ここにいる選手たちは東京五輪を目標にして努力してきてくれて、頑張ってきてくれたので、できる限り、東京五輪でプレーできるのなら、個別対応しながら進んでいきたい。選手の差し替えも五輪24時間前まで可能なので、最終的にはそこで見極めたい。まず、そうならないことを願っている」

――久保の成長とチームでの役割。今後どのような選手になってほしいか。
「まずは彼が常に成長している、進化しているのは代表活動を通して、彼のピッチ上の活動や試合を通して見させてもらい、成長を感じている。育成年代のときは、小さい時からずっと見ているわけではないが、日本で良い指導者に巡り合い、本人の努力もあって成長し、スペインに渡り、厳しい環境の中で成長につなげていた。そこから日本に戻り、非常に競争を勝ち抜く覚悟というか、環境の中で、自分の力を出すことを自然に身に着けられたと思う。彼がサッカー好きだと分かっているが、競争の中で勝ち抜いていかないといけないメンタリティーは、自然と備わっていると思う。昨シーズンは難しいシーズンだったと思うが、攻撃力プラスフィジカルの部分であったり、守備の部分であったり、総合的に彼の能力は伸びていると思う。難しい中で、チームの中で与えられたこと、要求されたことをしっかりこなし、現代サッカーの中で攻守が、絶対的に必要だということ、インテンシティ高くプレーする中で、自分の技術、攻撃力を生かしていくことを整理して、良い形で成長していると思う。あと、僕としては知りたいところは、タケは非常に成長を見せてくれている選手だが、日本の育成機関で育っていない。スペインの育成の環境と日本の環境がどう違うか知りたいですね。建英が出てきてきたのは素晴らしいことで、すごくレアなことかもしれないが、もっと日本の育成の中で出てくると少し感じているので、何かあれば教えて下さい」

――スペインは優勝候補筆頭。挑戦する立場だと思うが、勝つ自信はどれほど。
「勝つ自信というと、日本のホームで戦えるし、サポーターもスタジアムに駆け付けてもらえるし、勝つ可能性は十分あると思っている。選手たちにはどんな対戦相手でも勝ちにこだわって戦おうと伝えているし、その中で試合で成長につなげられるようなことを、成果と課題を毎試合感じながら進んでいこうと言っている。勝つ確率がどれほどあるか分からないが、勝つ可能性は十分あると思う。FIFAランクはスペインの方がA代表の部分では上だが、世界で勝っていく事を目標にやっており、同じ目線で何ができたか、できないか確認したいし、選手にも感じてもらいたい。選手たちは持っているものを100パーセント出し切る。チームとして一丸となって戦い、組織力を発揮すれば十分勝つ可能性はある。FIFAランキング的には挑むことにと言われたが、すべての試合で挑むという気持ち、チャレンジする気持ち、つかみ取る気持ちを忘れてはいけない。相手が勝利や勝ち点を与えてくれることはないので、我々は勝つことに貪欲になり、挑む気持ち、チャレンジする気持ちを忘れず、つかみ取るんだということを、明日の試合で選手たちには見せてほしい」

――監督就任後、選手の成長に手応えを感じ始めたのは。
「五輪世代の選手たちと活動を始めたのは17年12月だが、その前のスカウティングから、選手たちが成長する過程を見させてもらっているので、嬉しく思うし、成長を見て頼もしく思う。十分世界と戦っていけるだろうと、選手がチャレンジしてくれて、海外に出て活動している選手も多いので、選手も世界で戦っていくことを普通に考えていると思う。手応えを感じ始めたのはいつか分からないが、成長直線は常に感じている。コロナ禍はたくさん苦しんでおられる方々、犠牲になられた方々がおられるので、肯定はできないが、難しい環境の中で、練習ができなかったり、思ったようにサッカーができない中でも、自分たちが高い目標を見据えてレベルアップしていくんだということを忘れず、コツコツ積み上げてくれて、この難しい状況の中で成長を感じられるのは何よりも嬉しい」

――スペインはどういう攻撃、守備をしてくる。
「フエンテ監督が約5年、2度のU-21選手権を経て、東京五輪の監督になり、長年見てきた選手たちを招集した。これまでの試合を見ても攻守ともにアグレッシブに戦うチーム。個で局面を突破できれば、チームとしても突破でき、多彩な攻撃力と、守備も局面を激しく戦ってくるチームだと思う。形も4-3-3がベースだと思うが、4-2-3-1も状況に応じて使い分けていると思う。

 どのメディアに話していいか分からないが、私自身もスペイン代表の選手や監督にお会いしたときにお礼を言いたいが、U-24スペイン代表のチームがマドリードの日本人学校の子供たちと交流してくれたと聞いた。子供たちも、スペイン代表の選手がコミュニケーションを取ってくれて、夢や希望を持てて、日頃の生活の活力を与えてもらったと思う。スペイン代表の方々に忙しい中、そういう時間を日本人のためにとって頂いたことに、日本人の一人として感謝申し上げたい。スペイン代表のフエンテ監督の記者会見にも出られると思うので、どなたか感謝を伝えてくれればありがたいです」

(取材・文 折戸岳彦)


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