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[7.18 高円宮杯東京1部リーグ第7節 町田ユース 2-0 駒澤大高 小野路G] 一言で表現すれば、冷静沈着。最終ラインでボールを持っても、涼しい顔で長短のパスを蹴り分けていく。「自分の武器はロングフィードや仲間を動かすことなので、自分の1本のパスでゴールに行ければもちろんいいですけど、間に付けたり、ゲームメイクさせやすいボールを出すことも意識しています」。FC町田ゼルビアユースが誇るFC町田ゼルビアユースのディフェンスリーダー、DF深井堅仁
[7.18 高円宮杯東京1部リーグ第7節 町田ユース 2-0 駒澤大高 小野路G]

 一言で表現すれば、冷静沈着。最終ラインでボールを持っても、涼しい顔で長短のパスを蹴り分けていく。「自分の武器はロングフィードや仲間を動かすことなので、自分の1本のパスでゴールに行ければもちろんいいですけど、間に付けたり、ゲームメイクさせやすいボールを出すことも意識しています」。FC町田ゼルビアユースが誇るディフェンスリーダー。DF深井堅仁(3年=FC町田ゼルビアジュニアユース出身)の存在感は、ピッチの上で際立っている。

 この日の相手は駒澤大高。前線からのプレスやハードワークは、都内屈指の定評があるチームだ。前半30分前後までは町田ユースも、ボール保持の割にはチャンスも多くなく、逆にカウンターやセットプレーでゴール前を脅かされる場面も、ただ、「奪われた後の切り替えが遅かったのと、何回か相手のロングボールからのピンチがあったんですけど、全体を通して守備陣4人で安定して守れたのかなと思います」と深井も振り返った通り、4バックを中心にきっちり守れたことが、以降の攻勢に繋がっていく。

 38分には自らミドルシュートを狙うなど、ゴールへの意欲も十分。今シーズンからトライしている4-1-4-1のシステムも、「やりやすいですね。自分たちが前線に5枚いる形で、常に4対5を作っていて、そこでフリーマンを作れたのは良かったですし、攻撃時はウイングが裏に行けるのと、センターフォワードとインサイドハーフで中央の間に3枚いるので、相手も対応しづらいのかなとは感じます」と歓迎している。

 また、時折繰り出すロングフィードも効果的。「まず狙うのは裏ですね。ウイングやセンターフォワードが走ったところを見ています。そこが下がった時にはインサイドハーフに当てたり、逆も然りという感じです」。最優先はゴールに直結する裏。ただ、次のオプションも正確に見極められる“眼”も、深井の大きな特徴だ。

 結果は2-0と完封勝利。リーグ戦5試合目にして初の無失点も、守備陣にとっては大きな成果だ。「これからも無失点は続けないといけないですし、練習の時からきちんとこういう形で勝てるように、意識しながらやりたいと思います」と口にした表情にも、充実感が見て取れる。

 今季はトップチームの活動にも参加。「練習は1週間だけ参加して、練習試合は何回か呼んでもらっています。トップチームは相手も球際が強くて、身体が全然違うので、まだ劣っている部分はあるんですけど、自分の武器を生かせるところはあるなと思いました」と手応えは掴みつつある。

「水本(裕貴)選手とは何回か組ませてもらいましたけど、守備の安定感が凄かったですね。アドバイスももらいました。まず、ボールの持ち方とか、大きい選手との戦い方とか、そういう基礎的な部分を教えてもらっています。メチャメチャ優しかったです」。大先輩から学ぶものも吸収し、成長に繋げようとする意欲も頼もしい。

「守備の部分はまだ自分に足りないところがあるなと感じているので、練習から1対1も絶対に負けないようにやっていきたいですね。チームとしては、まず7月の残り2試合を勝って、その状態で課題を良い方向に持っていきながら、後期は全部勝ちたいと思っています。やっぱりトップに参加していろいろな経験をしているので、そういうものをみんなに還元していきたいとも考えています」。

 そのサイズだけではなく、ゆったりと落ち着いた喋り方からも漂う大物感。様々な刺激を自分の中に採り入れつつある、深井のここから描いていく成長曲線が非常に楽しみだ。

(取材・文 土屋雅史)