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[7.17 第50回関西学生サッカー選手権準々決勝 関西学院大1-1(PK3-4)桃山学院大 J-GREEN堺メインフィールド] 今季はリーグ戦では2勝6敗1分と結果が出せずに苦しんでいた桃山学院大。関西選手権準々決勝では現在リーグ首位の関西学院大に先制を許したものの、スピーディな攻撃から同点とし、PK戦の末に2大会ぶりの総理大臣杯の出場権を獲得した。 松本直也監督は、「新型コロナ流行の桃山学院大GK瀧浪朋生(4年)
[7.17 第50回関西学生サッカー選手権準々決勝 関西学院大1-1(PK3-4)桃山学院大 J-GREEN堺メインフィールド]

 今季はリーグ戦では2勝6敗1分と結果が出せずに苦しんでいた桃山学院大。関西選手権準々決勝では現在リーグ首位の関西学院大に先制を許したものの、スピーディな攻撃から同点とし、PK戦の末に2大会ぶりの総理大臣杯の出場権を獲得した。

 松本直也監督は、「新型コロナ流行の影響もあり、リーグを通じてチームとして修正がうまくできなかった。関西選手権まで2週間空いたので、メンバーの入れ替えを行い、競争意識も高まった。社会人チームやIリーグも結果を出しており、そのいい流れがトップへとつながった」とチーム力の向上を手ごたえとする。得点したFW長友陸翔(1年=大津高)は社会人チームから、交代出場のFW草場勇斗(3年=立正大淞南高)はIリーグから昇格しており、彼らの躍進がチーム全体にとって良い刺激となっている。

 4月のリーグ戦では関学大に1-4と大敗している。GK瀧浪朋生(4年=履正社高)は、「関学は個々の能力が高く、一発のミドルを決められる選手がいる。声をしっかりかけあってコースを限定しよう」と連携して対応することを意識していた。しかし、21分に右サイドから入れられたクロスボールの対応を瀧浪がミスし、失点。「リーグや練習試合でもミスが続いていて、『やばい、負ける流れや』と思った」と瀧浪が反省とともに振り返る悪い流れだったが、主将のDF石津大地(4年=鳥取U-18)の前向きな声で再び全員が引き締まり、全国大会へ懸ける気持ちを強く持って粘り強く戦いぬいた。

 瀧浪は「高校時代はPK戦、結構得意だったんですけど、関西選手権に入っての模擬練習のPK戦では全然止められなくてちょっと不安でした」とこぼしたが、関学の5人目・DF本山遥(4年=神戸U-18/岡山内定)のシュートを見事にセーブ。「試合ではいい感じの緊張感があって、狙い通りにストップできた」と『やらかし』を帳消しにする活躍で、チームを準決勝へと導いた。

 2年生の春にチャンスを得て、ゴールを守ってきた瀧浪だが、昨年はリーグ戦の途中から先輩である松山健太(現・いわてグルージャ盛岡)にポジションを奪われた。松本監督は、「瀧浪は技術的には間違いない。けれどリーダーシップや発信力が足りなかった。そういう自覚を持ってほしい」と成長を促すための采配であったと語る。瀧浪も「去年までは上の学年の人に任せて、ついていくだけだった。今年は最上級生になので、自分がやらなくてはという気持ちが強くなった。でも、まだ石津に引っ張ってもらっている状態なので、もっと自分がやらなくては」と課題に意欲的に取り組む。

 今年の桃山大は関西一と日本一を獲ることを目標に掲げている。「全国大会の出場権は得たけれど、リーグでは勝てていないし、僕らはあくまでもチャレンジャー。一つひとつ闘っていきます」と守護神は目標達成に向け、より頼れる存在となるべく準決勝へと挑む。

(取材・文 蟹江恭代)


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