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[7.17 第50回関西学生サッカー選手権準々決勝 甲南大1-1(PK4-5)びわこ成蹊スポーツ大 J-GREEN堺メインフィールド] 互いに譲らぬ展開の試合が動いたのは終盤だった。後半41分、甲南大が右CKからルーキー・FW清水健生(1年=阪南大高)のヘディング弾で先制。しかし、びわこ成蹊スポーツ大も持ち前の粘り強さを発揮。同アディショナルタイム1分過ぎにMF葉賀洸(4年=草津東高)がびわこ成蹊スポーツ大MF葉賀洸(4年)
[7.17 第50回関西学生サッカー選手権準々決勝 甲南大1-1(PK4-5)びわこ成蹊スポーツ大 J-GREEN堺メインフィールド]

 互いに譲らぬ展開の試合が動いたのは終盤だった。後半41分、甲南大が右CKからルーキー・FW清水健生(1年=阪南大高)のヘディング弾で先制。しかし、びわこ成蹊スポーツ大も持ち前の粘り強さを発揮。同アディショナルタイム1分過ぎにMF葉賀洸(4年=草津東高)が放ったミドルシュートはクリアされるも、こぼれ球をMF佐藤昴(4年=神戸U-18)が押し込み同点とする。熱戦は延長でもつかず、PK戦も7人目までもつれ込んでの決着となった。

 望月聡監督は「ギリギリまで諦めずにやれた」と試合後に笑顔を見せたが、この日はチームの要であるDF森昂大(4年=創造学園高/徳島内定)が欠場。葉賀も「サブのメンバーと見ていて『ぬるいね』と話していた」と言うように、精神的な支柱を欠いたことで、なかなか思うように試合を進められなかった。

 その状況を変えたのが交代で投入された葉賀だ。「飄々とした上手さで、奪われそうなところですっと入れ替わって、向こうの守備をかわすことで短い時間だったが、流れを引き寄せた」と望月監督も評価する。葉賀本人は「交代でピッチに入るときに、『楽しんでね』と監督から声をかけられるんですけど、その気持ちがいい流れへ持っていけたのかな」と振り返る。

 リーグ序盤にスタメンのチャンスを掴んだ葉賀だが、チームとして結果が出せず、その後は途中からの出場が多くなっている。望月監督は葉賀のセンスを「チームで一番」と買っており、「もっと使いたいんですが、今が伸びる時期であるFW石橋克之(2年=立正大淞南高)とFW清水一雅(2年=仙台ユース)や、勝負どころを知る佐藤もいる。総理大臣杯は連戦になるので、誰が出てもやれるように考えたい」と起用に頭を悩ます。この激しいポジション争いも、葉賀は「みんなが高いレベルでいい練習できているということ。だから、今日のような勝負強さが全員で出せた」とポジティブに捉えて取り組んでいる。

「進路についてもサッカーを選ぶか、一般就職をするか、夏の結果次第と思っている」という葉賀にとっては、まさに総理大臣杯は勝負を懸ける大会になる。「この夏でチームとしても個人としてももっと強くなりたい」と思いをぶつけて全国大会へと臨む。

(取材・文 蟹江恭代)


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