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フィル・ミケルソン※写真は9月「フォーティネット選手権」(Meg Oliphant/Getty Images)

5月「全米プロゴルフ選手権」を制したフィル・ミケルソンは本人も認めているように、これまで歴史的にハイブリッドを重要視してこなかった。いくつかの理由があるとし、フェースのどの部分でボールを打つかにより、スピン量と弾道の変動性が高すぎるというのが一つ。そして低い弾道を打つのが難しすぎるという点と、飛距離の不確実性という点もあった。

ミケルソンのそうしたハイブリッドへの懸念を考えると、彼が7日に発売されたばかりのキャロウェイのAPEX UW(ユーティリティ・ウッド)をバッグに入れているのは、大変興味深いことである。

ミケルソンにとって、このハイブリッドは何が違うのだろうか?

「これは、これまでのハイブリッドと違って、異なるライからでも弾道の頂点とスピン量に一貫性があるし、ラフからでも弾道をコントロールし、フェアウェイウッドでは打てない低い弾道を打つことができる」。ミケルソンはキャロウェイのジョニー・ワンダーにそう言い放った。

ミケルソンのUWハイブリッドは17度に調整されており、これにより彼の長い番手のギャップをタイトにしながら多種多様なショットを打つことを可能にしている。ロフト角の高いフェアウェイウッドとハイブリッドのいいとこ取りをしている構造で、よりナチュラルな弾道を実現するよう設計されている。

「僕がこれを気に入っているのは、重心がより前方にあり、アイアンでショットを打つみたいな感じだから。ファーストカットからとんでもなく高い弾道で飛び出す球が出ないし、タイトなライからスピンが入り過ぎることがないんだ」

「そして、安心感のあるバックソールにより、ラフからカットで打つ際にフェースを開き、インパクトを通じてフェースをオープンに保つことができるんだ。インパクトでソールの後ろ側が閉じてしまうのとは反対にね。これはフェースをオープンに保ってロフトを増やすことができるので、厚くて深く、重いラフから抜け出すことができるんだ」

APEX UWが発売されるにあたり、ほかに実戦投入した選手がいないか見回してみると、このクラブにはさらなるストーリーがあった。

6月「全米オープン」の練習ラウンドで同じレフティのアクシェイ・バティアが、長いパー3で使用しており、そのときにミケルソンの目に止まったという。バティアはその前週にカリフォルニア州カールスバッドにあるエリーキャロウェイパフォーマンスセンターでクラブの試打を開始していた。

試行と実験の好きなミケルソンの性格を考えると、その後に起こったことは驚きではなかった。ミケルソンはクラブを借りると、高い弾道のティショットを放ち、グリーンを捉えたのである。

キャロウェイはその練習ラウンドを終える前にミケルソン仕様で準備し、それ以降は藤倉コンポジットのVENTUS レッドのシャフトを装着して14本のうちの1本となっている。

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)