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シード争いの渦中にいる木下裕太がピンチの場面でホールインワンを達成した(撮影/大澤進二)

◇国内男子◇カシオワールドオープン 2日目(26日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)

「起死回生」の一打の瞬間は、強い西日のせいで見ることができなかった。「前半は良かったのに、後半に打ってしまって。(残り2ホール)ボギー、ボギーだと予選を落ちるかもしれない」。8番(パー3)、木下裕太の6Iでのティショットは襲ってきた緊張感を切り裂き、グリーン手前に切られたカップに転がり込んだ。

スコアをつけるボランティアスタッフの「入った!」の声で知った“奇跡”は、レギュラーツアーで初めて決めたホールインワン。過去に下部ツアーで1度達成したが、当時は最後の2ホールをエース、イーグルで締めながら予選落ちしたという。「何もなかった」という当時とは一転、「68」をマークして通算6アンダーの16位。週末にコマを進める後押しになった。

2018年「マイナビABCチャンピオンシップ」の優勝で得た2年シードの最終年。来季の賞金シード獲得ラインの65位が背中に迫る、ランキング63位で迎えた試合での価値のある決勝ラウンド進出といえる。トップ10入りが1回だけという苦しいシーズン。弱気になりがちでも「予選通過を、と考えるのではなく、攻める気持ちを強く持って、逃げずに。ちょっとだけ上を目指して」とトップ20入りを目標に置いている。

初優勝時から少し増えた体重は「甘いものが大好き」なのが原因。35歳はちょっぴりヤンチャな風貌にして、実は酒が飲めない“スイーツ男子”。「コンビニ大好き。ドン・キホーテの駄菓子も大好き」。9月の京都の試合では、目をつけていたカフェに男性キャディと足を運び「女性かカップルばかり」の空間で抹茶のデザートを堪能してきた。

2週前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では3日目を4位で終えながら、「76」をたたいた最終日に18位に沈み、ジャンプアップのチャンスを逃した。「あの時は“神頼み的”なショットを狙っていた。それはもうやめた。やるだけなんで、ビビらず行けたら」と地に足をつけて残り36ホールにかける。(高知県芸西村/桂川洋一)